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起重機船の今後の新造需要規模(総体規模)

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上のグラフは、先の各ケース別新造需要予測より、起重機船の総需要規模を表したものである。これをみると、現時点における潜在需要規模は、3,800〜7,600DWTであり、今後3年以内に更新時期にかかり、代替新造となりうる予測値が9,200〜17,600DWTにあることが分かる。
その後、6年以内の需要規模が21,000〜40,700DWTと増加してピークを迎え、それ以後は一度需要規模が縮小することが予測される。
なお、個々の作業船の更新時期及び更新可能性については、その作業船の使用頻度や使い方によって、まちまちであることはいうまでもなく、そこに一定の因果関係を規定することは不可能であるが、今までの調査を踏まえての、いわば経験的法則性を推し量ってみたものである。従って、この需要予測は、更新時期と更新時での更新可能性(隻数)及び能力アップ(吊り能力)について一定の仮定を与えたシミュレーションモデルであり、あくまでも時系列的にみたおおまかな市場規模の目安を捉えることに主眼をおいたものである。
(参考):更新時期を20年と仮定した場合の需要規模(更新時期以外は上記同条件)

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